MediaMath SOURCE デジタルメディアエコシステムが全世界で利用可能に
ニューヨーク – 2020 年 12 月 8 日 – 大手広告主や広告代理店にサービスを提供し、高評価を得ているアドテクノロジー企業である MediaMath は、デジタルメディアエコシステム「SOURCE」が全世界で利用可能となったことを発表しました。これにより、2020 年末までに 100% アカウンタブルで(説明責任ができ)アドレサブルな(アドレス可能な)デジタルメディアサプライチェーンの構築という約 1 年前に掲げた公約が実現されました。MediaMath は、業界をリードするパートナーと協力、広告主、広告代理店、パブリッシャー(媒体社)、テクノロジープロバイダの利益を調整し、広告業界の最も厳しい課題に対応すべく構築された、業界初の完全透明性のデジタルメディアエコシステムを実現しました。
MediaMath CEO 兼創設者である Joe Zawadzki は次のように述べています。「SOURCE の取り組みを開始した当初は、業界全体に対応するソリューションを容易に開発できない市場構造が原因で、マーケティング担当者、消費者、パブリッシャーは、急増する不正行為や虚偽報道の脅威、サードパーティによる Cookie の廃止が差し迫るという状況に直面していました。当社では、メディアとテクノロジーにおけるブランドと消費者間のつながりを再設計して、断片化されたオープン環境と統合されたクローズド環境の中間を見い出しました。アカウンタブルでアドレサブルなサプライチェーン連携、市場リーダーによるデジタル広告の再設計、それこそが目指すべきエコシステムでした。」
MediaMath は、広告主がエコシステムの急速な進化に対応できるようにしながら、将来に対応するオムニチャネルのアドレサビリティを提供するという独自の SOURCE ビジョンの実現に向けて取り組むなか、一昨年中に大きな成果を達成しました。MediaMath は、ガートナーの Magic Quadrant for Ad Tech(アドテク市場のマジッククアドラント)のリーダーに 3 年連続で選ばれました。MediaMath は、広告主が選択した共通 ID で取引できる独自の SOURCE ID マーケットプレイスを構築し、現在 LiveRamp の個人のペンネームによる ID と Merkle Merkury ID に対応しています。今後も、新たな ID パートナーシップを複数発表する予定です。これらのパートナーシップを通じて、提供された ID により、プロバイダの他のデータサービスを強化し、エコシステム内で最大規模で展開することで、ブランドが Martech(マーケティングテクノロジー)と広告テクノロジーのギャップを埋めることが可能になります。広告主はすでに、MediaMath の「シグナルに依存しない」アプローチが収益成長をけん引すると認めています。実際に、最近の事例では、弊社 SOURCE と LiveRamp の認証済み ID インフラストラクチャを統合して活用しているお客様では、キャンペーンのパフォーマンス全体で 15%、ROI が 11% も向上していることが示されています。
MediaMath は 2020 年10 月に、SOURCE エコシステムスコアカードを世界的に開始することを発表し、透明性の業界標準を確立しました。これにより、エコシステムのサプライパートナーに独自の明瞭さをもたらし、広告主に最大の価値を提供し、最終的には広告主が情報に基づいてより良くサプライパス(広告取引)に関する意思決定ができるようになります。さらに、消費者が CTV(コネクテッド TV)経由でニュースやコンテンツを利用するようになっているため、広告主は予算と戦略を全体的に見直して、新たな方法でオーディエンスを獲得しています。MediaMath の再設計された SOURCE インフラストラクチャは、CTV サプライチェーンにおける完全な透明性を実現すべく業界をリードしており、広告主は広告効果効率に対する自信を深め、広告費用を完全に可視化することができます。SOURCE エコシステムには、MediaMath と価値を共有する White Ops や TVSquared などのパートナーが結集しており、卓越した測定、分析、透明性を提供しています。
MediaMath 最高製品責任者の Anudit Vikram は次のように述べています。「SOURCE は、この 10 年間に流れのままに進化したデジタル広告業界の不正行為を是正すべく構想、設計されました。現在では、グローバルなイベントや規制強化により、ブランドが消費者とやり取りする方法が一変しています。また消費者は、どの場面においても、すべての広告体験に透明性とプライバシーの改善を求めています。同時に、パンデミックとこれに伴う経済的な不確実性により、広告主は広告費用の ROI 向上を求めるようになっています。」MediaMath の CEO 兼創設者である Zawadzki は、さらに次のように付け加えます。「最終的には、広告主、パブリッシャー、テクノロジーベンダー、ブランド間の連携ニーズが高まっていきます。MediaMath はこうした課題に真っ向から取り組み、エコシステムのあらゆる側面で透明性を確立しました。」
「世界的なパンデミックの中、MediaMath のクライアント、パートナー、チームが目標達成に向けて全力で取り組んでいなければ、この成果は達成できませんでした。今後もさらに取り組みを継続していきますが、デジタル経済革新の次の段階に進むための基盤が整いました。」
業界リーダーとの連携
MediaMath のクライアントは、SOURCE エコシステムを通じて大きな成果を達成しています。IBM は、最初に SOURCE のパイロットテストに参加した広告主の 1 つで、透明性の向上と経費削減を実現しました。CPEV の 27% 削減、広告のビューアビリティ 40% 向上を通じて、サプライチェーンを経済的に管理し、広告費を効果の有る媒体へ割り当てることができるようになりました。特に、広告の利益分配の 62% がパブリッシャーに向けられたことが注目されます。
IBM マーケティングイノベーション&プログラマティックメディア部門長 Rich Brandolino 氏:「MediaMath の長年のパートナーとして、テクノロジーを活用して、広告およびマーケティング業界に革新をもたらし、最終的に顧客体験を改善するという目標を掲げています。SOURCE は、アカウンタブルでアドレサブルなエコシステム連携を構築して、業界全体に明るい未来を創る取り組みで、具体的な足掛かりとなります。」
Balsam Brands マーケティング担当 VP Mandy Herrmann 氏:「MediaMath の SOURCE と連携する CTV(コネクテッド TV)アトリビューション測定を採用して、当社ブランドはシーズン中にほぼ 2 倍と、期待を上回る成長を達成し、ROI 目標を超えることができました。さらに、重要な時期に、広告費用効率を最大限まで向上することもできました。私たちは、MediaMath とのパートナーシップと、彼らの CTV パフォーマンス向上につながる専門知識を高く評価しています。」
IAB Europe CEO Townsend Feehan 氏:「ヨーロッパのオンライン広告業界を主導する団体として、デジタルマーケティングエコシステムの透明性と信頼性を高めることを主な重点領域の 1 つとしています。2020 年はすべての人にとって大変な一年でした。そのため、この業界の信頼性を高めることがこれまで以上に求められています。その実現に向けて、継続的な技術革新が何よりも重要です。」
TVSquared 社長 Jo Kinsella 氏:「CTV(コネクテッド TV)広告キャンペーンのリーチ、頻度、ブランド別成果を評価することは、マーケティング担当者が常に変化する消費者行動に応じて、戦略をシームレスかつ適切に対応するために不可欠です。MediaMath の CTV 測定とアトリビューションの優良パートナーとして、SOURCE を通じて世界中の MediaMath クライアントに TVSquared は拡張可能で常にサービスが継続されるプラットフォームを展開しており、各ブランドは急成長する CTV 分野で自信を持って広告を掲載し、ROI を確保することができます。」
ComScore アクティベーションソリューション担当ゼネラルマネージャー Rachel Gantz 氏:「CTV(コネクテッド TV)コンテンツに対する消費者需要が急成長を続ける中、広告主はこれらのチャネルで消費者にリーチするため、透明性の高いソリューションをますます求めるようになっています。マーケティング担当者は現在、複数のチャネルで消費者にリーチするため、プライバシーを重視しながらブランドイメージを守るデータソリューションを必要としています。そのため最近、MediaMath との提携を発表できたことは喜ばしいことです。この提携を通じて、オープンにやり取りできるプログラマティック環境向けに CTV(コネクテッド TV)およびビデオコンテキシャルターゲティング・ソリューションを立ち上げ、革新を継続していきたいと考えています。」
GroupM プログラマティック投資担当マネージングパートナー Esra Bacher 氏:「エコシステム全体を改善するため、透明性の高いデジタルサプライチェーンを構築するという MediaMath のミッションは、広告を人々のために役立つようにするという当社のコアビジョンと一致しています。両社の協力を通じて、連携するブランド(広告主)が素晴らしい成果を達成できるよう、広告業界により良い未来を拓いていきます。世界的規模で SOURCE を活用できることを楽しみにしています。」
Ikon デジタル&テクノロジー部門米国内責任者 Nathan Pedwell 氏:「SOURCE は、デジタルサプライチェーンの再設計に対する広告業界の切望、顧客やパートナーのニーズと目標に対応する取り組み、業界の前進に向けて行動を起こす勇気から生まれました。サプライチェーン関係者の可視性を高めることで、最終的に広告主とパブリッシャーの関係に変革をもたらし、ただの取引よりも有意義な価値に基づいて、相互に有益な関係を構築できます。代理店として、これは重要な前進であり、この変革に参画できることを楽しみにしています。」
AccuWeather プログラマティックセールスおよびオペレーション担当 VP Steve Mummey 氏:「近年、ニュースメディアほど大きく変革した業界はないでしょう。この新たな状況で生き残り、成長を促進するため、パブリッシャーはコンテンツを収益化し、適切なオーディエンスにリーチできるよう、革新的なソリューションを採用する必要があります。SOURCE エコシステムは、ブランドのコンテキシャルターゲティングを効果的に強化するだけではなく、評判の高いパブリッシャーがオーディエンス価値を最大限まで高めるのに役立ちます。」
LiveRamp SVP 兼アドレサビリティおよびエコシステム責任者 Travis Clinger 氏:「デジタル広告のエコシステムは、変化すべきタイミングを長い間逃してきました。そのため、エコシステムに対する消費者の信頼を失った一方、Cookie ベースのインフラストラクチャは常に非効率性に満ちています。非効率性の例として、Cookie 同期によるデータ損失、不完全な顧客の閲覧、キャンペーンの不正確な測定、インベントリー収益化の悪化などがあります。そのため、当社は昨年初めに MediaMath とグローバルなパートナーシップを発表しました。このパートナーシップにより、SOURCE を介して、個人ベースのプライバシーを重視した ID 情報を MediaMath の入札システムのインフラに統合しました。今回の成果により、ブランドに必要なツールとテクノロジーの提供に向けて一歩近づきました。今後は、規模、精度、制御、測定を改善しながら、アドレサビリティ全体を向上すると同時に、消費者の信頼を回復する必要があります。」
Magnite グローバルバイヤーチーム責任者 Adam Soroca 氏:「DSP と SSP の両方の関係者すべての利益に整合したサプライチェーンの SOURCE ビジョンには、全面的に共感しました。当社は、このエコシステムに参加した初のセルサイドプラットフォームでした。それ以来、SOURCE はデジタルサプライチェーンを真の意味で再構築してきました。SOURCE の初期ミッションは達成されましたが、MediaMath は革新を継続しています。SOURCE がさらに進化して、広告業界の最新のニーズに対応していくことを楽しみにしています。」
PubMatic デマンドサイドプラットフォーム担当地域 VP Alex Shephard 氏:「当社は、プログラマティック広告を調整して、バイヤーとパブリッシャーの両方が求めるレベルの可視性とパフォーマンスを実現するという MediaMath のビジョンを共有しています。当社のパートナーシップと SOURCE イニシアチブを通じて、当社のプラットフォームと革新的なテクノロジーを活用し、透明性と信頼を基礎に、業界に付加価値を創出していきます。」
White Ops CMO Dan Lowden 氏:「無効なトラフィック、悪意のある活動、不正行為の脅威はますます高度に進化しており、広告主やパブリッシャーにとって大きな課題となっています。MediaMath と協力して、デジタルメディアサプライチェーンに透明性をもたらし不正行為を防止し、新たなチャネルでも入札レベルで包括的かつリアルタイムで保護を可視化して、クライアントとパートナーが全面的に保護される完全な信頼性、完全な信用、完全な透明性を世界的に実現しています。」
Moat by Oracle Data Cloud 製品責任者 Mark Kopera 氏:「Oracle Data Cloud と MediaMath は、最適なパフォーマンスを推進するために、ブランドの安全性と測定に最高のツールをクライアントに提供する取り組みを共有しています。当社は、キャンペーンのパフォーマンスをブランドや代理店に最高の透明性で提供すべく取り組んでいるため、今後も継続的なコラボレーションを楽しみにしています。」
MediaMath は、業界をリードする新しいソリューションと広告の機会を提供して、SOURCE のサプライチェーンエコシステムを継続的に拡張しています。その一例として、MediaMath は、市場で初めてサプライパスの最適化をしました。今年中に新たな改善を導入して、サプライパス管理をさらに堅牢に強化する計画です。さらに、CTV(コネクテッド TV)戦略に一致するパートナーを新たに追加することも計画しています。
MediaMath について
MediaMath は、連携されたあらゆる媒体やデータ等のタッチポイント全てでパーソナライズされたデジタル広告を提供できるよう、世界のトップブランド(広告主)を支援しています。42 ヵ国の 9,500 人を超えるマーケット担当者が、同社のプラットフォーム(DSP)を日々利用して、ディスプレイ、ネイティブ、モバイル、ビデオ、オーディオ、デジタル屋外広告、アドバンス TV フォーマットでデジタル広告キャンペーンを立ち上げ、分析し、最適化しています。MediaMath は、2007 年に「プログラマティック」広告のパイオニアとして設立され、2020 年ガートナーの Magic Quadrant for Ad Tech でリーダーに選ばれました。また、AdExchanger Awards テクノロジー企業によるベストアカウントサポート賞を 2 年連続で受賞しています。
MediaMath は、SOURCE エコシステムを通じて業界初の 100% アカウンタブルでアドレサブルなサプライチェーンを実現するため、業界全体で取り組みを開始しました。MediaMath の SOURCE は、広告代理店、広告主、IT 会社、コンテンツオーナー向けの技術的および商業的なフレームワークで、ブランドセーフティを確保し、ビューアブルなインベントリー(在庫)を備えたクリーンなデジタルメディアサプライチェーンに、長期的に持続可能なソリューションを提供するように設計されています。MediaMath は世界 15 の都市に事業所を置き、本社はニューヨーク市にあります。MediaMath がどのように革新的なマーケティング担当者を支援し、顧客満足度の向上やビジネス成果の達成を実現しているのか、詳しくは @mediamath または www.mediamath.com をご覧ください
About The Author: Source
More posts by source